株式会社 剛烈酒造の歴史
ごあいさつ
江戸時代後期、株式会社 剛烈酒造は現在と同じ、茨城県常陸太田市に創業いたしました。創業当時の当主・剛一郎の名と、水戸藩9代目藩主・徳川斉昭の諡号『烈公』から一字を取って『剛烈』の名を付けております。
私どもは時代に流されることなく、酒造りの本質を見つめ、本物の味を追求してまいりました。硬度の高い井戸水と厳選した米を使用し、『剛烈』の名の通り、辛口で豪快な味わいのなかに芳醇な香りを感じられるような酒を造り続けています。また、焼酎も醸造しており、とくに「そば焼酎・金砂郷」シリーズは好評いただいております。
東日本大震災の際に、私どもの蔵も少なからぬ被害に遭いましたが、従業員一同、力を合わせて立て直してまいりました。時代とともに失われるものは数多くありますが、これからも変わらぬ酒の歴史と飲む喜びをお客様に感じていただくことが、酒造りの本道だと考えております。
6代目当主・富永継則
沿革
- 1830年
- 初代・富永剛一郎により創業
- 1922年
- 県内有数の醸造石高(生産数)となる
- 1931年
- 法人化により、合資会社 剛烈富永酒造店となる
- 1984年
- 現代表・富永継則が6代目として事業継承
- 2010年
- 茨城県知事より、経営革新計画認定
- 2014年
- 樽仲間(焼酎の小規模仕込み)事業開始
- 2019年
- 株式会社 剛烈酒造となる
剛烈がおこなっている新たな取り組み
近年は地元の方々とタッグを組み、焼酎の小規模造りに取り組んでいます。
ひとつめは、常陸太田市里川町の「里川カボチャ」を使用した、カボチャ焼酎「Sake de pumpkin」。カボチャ農家の荷見さんと一緒に、常陸太田市ならではの特産品で過疎地域の活性化を目指してスタートした取り組みです。
また、2015年春には地元の金砂郷産そばだけを使った「極の金砂郷」を商品化しました。日本一とも称される金砂郷産のそばを原料とした、純粋なそば焼酎づくりが実現しました。また、同じく地元産のさつまいも「紅はるか」を使用した芋焼酎も完成いたしました。今後も厳選した地元産の素材を使った「極の〜」ブランドをシリーズ展開する予定です。